Lorenzo Rossi , liutaio in Milano

現在

2008年より”弦楽器の構造について”の教鞭をを”ミラノ市立弦楽器製作技術学校”(彼自身もそこで学び、優秀な成績を修めました)にてとっております。また、2004年に、ロレンツォ・ロッシ氏が発足した、イタリア弦楽器製作協会のメンバーでもあります。

2008年には、ピゾーニェ国際コンクール(バイオリン部門、チェロ部門)において、2つの銀メダルを受賞しました。 また、専門家としてのコンサルティングの提供も行っています。ミラノの科学技術博物館(ビシャシュ家の寄付による”弦楽器工房”の復活において)、パオラ・カルヴェッティ氏(作家。出版社モンダドーリにより、他言語にも訳されており、小説のなかに弦楽器の描写が用いられている。)、Bode株式会社、イタリア Daddario社(弦楽器責任者として)。

定期的に、国内外の見本市にも参加しています。クレモナにおける ”モンドムジカ”、”フランクフルト ミュージックメッセ”、上海における”ミュージック チャイナ”など。 それぞれThe Strad, Avvenire, Il Giornale, Radio 24などのマスメディアに取り上げられました。


昨今

”弦楽器製作専門家”としてのディプロマ取得後は、カルロス・アルチエリ氏(在ニューヨーク)のもとで修復におけるワークショップにも取り組んでいます。国際的な講座への参加で、新しい技術や材料を取り入れるだけではなく、個人の好みに合わせた物へ発展させるためのメソッドやスタイルを確立する機会となりました。

その他の主なる受講講座として:シャロン・クエ氏による”弦楽器の複製のためのシリコン型について”、グレッグ・アレフ氏による ”弦楽器のニス塗装技術”、パオロ・ソルジェントーネ氏、ミケーレ・メカッティ氏(在フィレンツェ)による”セットアップとサウンドアジャストメントについて”、ガイ・ラバッツ氏(在ニューヨーク)によるセミナーなど。


ヴィオラ、ヴァイオリン、チェロの製作

現代における楽器の製作については、ロレンツォ・ロッシは、ミラノの学校で取得した方法を用い、ミラノの古い伝統に基づいて製作された楽器の複製を実現しています。
木材は、細心の注意を払って選ばれ、作業はすべて手作業で、機械を使うことなく行われます。 また接着にも、住環境から厳選された動物性の接着剤を用います。琥珀をベースとしたオイルを塗装につかい、それをもとに工房で手を入れ、お客様の要望にそった仕上げをしていきます。
下塗りには、大変気を配っており、木の気孔をふさぐことなく、ニスを重ね、深みを与えていきます。


修理

工房では、楽器の修理、メンテナンス、清掃にも応じております。また、組み立てやセットアップなど、お客様の細かなご要望にもお答えいたします。


組み立て

ロレンツォ・ロッシにとって、弦楽器の組み立ては、もっとも心を配る、繊細な仕事です。 彼の作業の成果からは、音楽家と楽器製作者にとっての相乗作用が生まれます。工房では、その人に合った楽器の可能性、音への要求、演奏のしやすさを一緒に探っていきます。


売買

ロッシ氏は、本人製作の楽器の販売のほか、お客様のご要望に応じて、他の弦楽器製作者の新品楽器、またアンティーク楽器の販売も可能です。


楽器の鑑定ー無料

ロレンツォ・ロッシは、弦楽器の時代特定や鑑定を提供しております